新年のご挨拶

  あけましておめでとうございます。

  皆様におかれましては清清しい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 

 昨年一年間、弊社におきましては、弊社の経営理念である「時間、納期の厳守」「品質向上への飽くなき挑戦」「ニーズに沿ったソリューションの提供」「クイックレスポンスの徹底」という4つの行動指針と、「喜びと感動を皆様に感じていただく」というミッションの下、社員一同精進して参りました。昨年は日中関係が比較的落ち着いてきたということもあり、お蔭様で大変良い一年の締めくくりを迎えることができました。

 

 こうして2013年を良い業績で終えることができ、充実感、達成感を覚えるとともに、今振り返ってみますと2013年は弊社にとりまして変化の大変多い一年でもあったように思います。昨年一年間で、数名のスタッフが自己実現と更なる成長を目指し弊社を去りました。長年一緒に頑張ってきたスタッフとの別れは辛いものがありましたが、同時にたくさんの新しい仲間との出会いもあり、弊社の新たな希望となりました。

 

 また、2013年は弊社にとりまして挑戦の一年でもありました。弊社の登録通訳者においては、日中国際会議の件数が2012年より回復したこともあり、数多くの幅広い分野における協力、交流で活躍する機会をいただきました。例えば、TSE Invest Japan Conference 2013、「GOOD GOODs JAPAN」(中国語名「日本精品亜州巡展」)、中国国際環境保護展覧会(CIEPEC2013)、日中医学専門家シンポジウム、日中行政訴訟法国際シンポジウム、中日地震災害復興・防災シンポジウム、日中農業科学技術交流グループ会議などに参加させていただき、それぞれの会議成功のために貢献することができました。またそのような活動を通して両国の懸け橋として弊社が微力ながらも貢献できていることを大変うれしく思いました。

 

 2013年は、希望に溢れた一年でもありました。北京外国語大学日本語学部に今年開設されました、日本語MTI(中日 通訳翻訳修士課程)の実習先として弊社が選ばれ、弊社が長年培ってきた経験や知識を通訳者、翻訳者を目指す学生の皆様と共有できるようになりました。在学中から現場での経験を積むことができるようになり、お客様のニーズや市場動向などを実感できることは、優秀なプロ通訳者、翻訳者への近道になることと思います。同時に、弊社にとりましても将来に対し希望と不安が入り混じった学生の皆様と交流し、今後の仕事や人生について語り合うことで、初心を思い出し、大変励まされました。

 

 2013年はまた、競争を意識した一年でした。11月に開催されました、日本翻訳連盟主催の「翻訳祭」に昨年初めて参加し、日本の翻訳会社の方々と交流する機会がありました。参加したセミナーでは、日本翻訳業界の機械翻訳の現状や、同業者の将来のビジョンなどを知るにつけ、翻訳業界の競争の激しさを改めて実感しました。今回初めての参加でしたが、大変刺激を受け、弊社としても昨年から取り組んでいる、システム化をいっそう進め、効率、価格、品質のそれぞれのバランスをとりながら、さらに前進する決意を固めました。

 

 さらに2013年は、感動に満ちた一年でもありました。弊社は1997年に成立後、2003年より日中に特化したサービスを提供するようになりましたが、その年から数え、昨年で10周年を迎えることができました。そのためこの一年は、これまでの歩みを振り返り、原点に立ち返る一年となりました。この10年の間、日中文化の懸け橋となるべく、翻訳、通訳、ビジネスサポート、翻訳者養成を業務の4つの柱として、ひたすら邁進してきました。もちろんその間、苦悩や失敗もありましたし、喜びや感動もありましたが、失敗や苦しみは冷静さや粘り強さに変わり、喜びや感動は思いやりや感謝の気持ちを教えてくれました。そしてこの10年で、弊社は少しずつではありますが、堅実に力を蓄え、スタッフも成長し、弊社にご協力いただいているたくさんのパートナーからも信頼とご協力をいただけるようになったと自負しております。この10年の経験において学んだ「利他、堅持、惜縁、感恩」という8つの文字をさらに確信し、今後も弊社の座右の銘として社員一人ひとりの心に刻んでいきたいと思っております。

 

 今こうして昨年を振り返りますと、怒涛の一年であったように思います。ただその中で、社員の結束が日々強まり、チームとしての力がついてきたことを実感しております。2014年は、さらに社員一丸となり、お客様や登録者の皆様により喜ばれ、より必要とされるサービスを目指し精進する所存です。

 

 2014年の弊社のあり方としては、「輪」という形を目指したいと思っております。皆様と手をとりあい、弊社に関係するすべての皆様に喜びを感じて頂きながら一緒に前進してけるよう、皆様のご支援ご鞭撻を頂きながらより良い一年を目指していきたいと思っております。

 

 最後になりましたが、皆様のご多幸と益々のご発展を祈念申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

2014年元旦

 

北京大来創傑諮詢有限公司

代表取締役社長

万紅

 




お問合せ